Terraformは、インフラの構築・管理を自動化するためのツールで、多様なCLIコマンドが提供されています。ここではバージョン1.9における、コマンドを整理し、目的別に紹介します。
基本コマンド
init:Terraformの初期化。プラグインやプロバイダのセットアップを行います。plan:実行プランの作成。変更内容をプレビュー可能。apply:プランを適用し、リソースの構築や更新を実行。destroy:全リソースを削除し、インフラを破棄。
構成・状態管理
validate:構文エラーをチェックし、設定が有効か確認。fmt:HCLファイルを整形し、コードの一貫性を保つ。state:状態ファイルの管理(閲覧、編集、リソース移動など)。refresh:最新のインフラ状態に基づいて状態ファイルを更新。
リソースの管理・取り込み
import:既存のインフラリソースをTerraformに取り込む。taint:リソースを「破棄対象」にマークし、再構築を促す。untaint:taintされたリソースのマークを解除。statesubcommands:状態ファイル内で特定リソースの移動や参照を操作。
出力・デバッグ
output:設定後の出力変数を表示。show:Terraformの状態やプランの内容を人間が読みやすい形式で表示。log:デバッグ情報を記録し、問題をトラブルシュート。
ワークスペースとバージョン管理
workspace:ワークスペースの作成・切り替えを行い、環境ごとに管理。version:使用中のTerraformのバージョンを表示。
これらのコマンドを駆使することで、Terraformを使ったインフラ管理が一層効率的になります。詳細な説明とサブコマンドの情報については、公式ドキュメントを参照してください:Terraform CLI コマンド。
