Thinkbox

Thinkbox Thinkbox

AWS Thinkboxは、映画制作やゲーム開発、3Dアニメーション制作などの分野で、レンダリング(画像や動画の生成)、シミュレーション(動きの再現)、データ管理を効率化するためのツールセットです。制作スタジオやアーティストが、AWSのクラウドを活用して作業を加速させ、スケールさせるのに役立つサービスです。

主なツールと機能

  • Deadline:レンダーファームの管理ツールです。レンダリングやシミュレーションを行う大量のコンピュータ(レンダーファーム)を一括で管理し、効率的に作業を分散処理します。クラウド上でもオンプレミスでも利用でき、必要に応じて数千のコンピュータを即座に利用可能です。
  • Krakatoa:大規模なパーティクルを扱うためのツールで、ダストやスモーク、オーシャンフォームなどの自然現象をリアルにレンダリングできます。
  • Frost:複数のパーティクルを結合して、複雑な形状のメッシュ(表面)を作成できるツールです。例として、液体や砂、煙の流れを形にする際に使われます。
  • XMesh:アニメーションのシーンデータを高速に読み込むツールで、データ量が多いシーンの効率的な管理に役立ちます。
  • Stoke:3Dパーティクルシミュレーションの作成をサポートするツールで、3ds Maxなどのアプリと組み合わせて使用されます。

メリット

AWS Thinkboxは、膨大な計算リソースを必要とするレンダリングやシミュレーションの作業をクラウド上で処理できるため、ハードウェアの購入や運用コストを抑えつつ、必要なときに迅速にスケールアップが可能です。特に、Deadlineを使って、クラウドとオンプレミスのリソースを混在させたハイブリッド環境での管理もでき、柔軟にレンダーファームを運用できます。

スポンサーリンク
2024年10月発表

AWS Thinkbox Deadlineがクラウドの予算関連イベント機能を追加:クラウドレンダリングのコスト管理がさらに簡便に

AWSは、レンダーファーム管理ツールであるAWS Thinkbox Deadlineに新たにクラウドの予算関連イベント機能を追加しました。この機能により、クラウドレンダリング時のコスト管理が容易になり、予算を超えないようにレンダリングを管理...
2024年10月発表

AWS Thinkbox Deadlineがクラウドリソースでのジョブ再提出機能を追加:リソース最適化とレンダリング効率が向上

AWSは、AWS Thinkbox Deadlineにおいて、クラウドリソースを活用したジョブ再提出機能を新たに提供開始しました。Deadlineは、分散レンダリング管理ツールとして、映画やアニメーション、デザイン分野などで多くのユーザーに...
2024年10月発表

AWS ThinkboxがDeadline 10.4をリリース:レンダーファーム管理の効率化とパフォーマンス向上を実現

AWSは、レンダーファーム管理ソフトウェアであるAWS Thinkbox Deadlineの最新バージョン10.4をリリースしました。Deadlineは、アニメーション制作、VFX(視覚効果)、建築ビジュアライゼーション、ゲーム開発など、複...
スポンサーリンク