AWS Systems Managerは、AWSのインフラストラクチャやリソースの管理を簡単に行うためのフルマネージドサービスです。AWS上およびオンプレミスの環境で稼働しているインスタンスやリソースを一元的に管理し、運用プロセスの自動化やセキュリティ対策を効率化できます。構成管理やインベントリ管理、セキュリティパッチ適用など、幅広い機能を備えています。
主な特徴
- 一元管理コンソール：AWSリソースのモニタリングやメンテナンス、トラブルシューティングが行える統合コンソールを提供し、運用効率が向上します。
- 自動化機能：よく使用する運用タスクやワークフローを自動化できる「Automation」を備え、定期的なメンテナンス作業を効率化します。
- インベントリと構成管理：AWSリソースやオンプレミスインスタンスのインベントリ情報を収集・管理し、構成の変更追跡も可能です。
- セキュリティとパッチ管理：システムに最新のセキュリティパッチを自動で適用し、脆弱性を未然に防ぐ「Patch Manager」が含まれています。
- リモート管理：リモートでシェルやコマンドを実行するための「Session Manager」を利用して、管理対象のインスタンスに安全にアクセスし、トラブルシューティングができます。
使い方の例
Systems Managerは、開発・テスト・本番環境におけるリソースの構成管理、運用タスクの自動化、定期メンテナンスの効率化などに利用されます。また、パッチ管理やリモート管理機能によって、運用負荷の軽減やセキュリティの向上にも寄与します。
要するに、AWS Systems Managerは、AWSリソースおよびオンプレミスの管理を一元化し、運用プロセスの効率化とセキュリティ強化を支援するサービスです。
