Amazon OpenSearch Service（旧：Amazon Elasticsearch Service）は、AWSが提供するフルマネージドの検索・分析エンジンです。テキスト検索やデータの可視化、ログやメトリクスの分析に特化したエンジンで、データのインデックス化や検索を容易に行えます。オープンソースのOpenSearch（Elasticsearchのフォーク版）をベースにしており、エンタープライズ向けの機能も備えています。
主な特徴
- フルマネージドサービス：サーバー管理、パッチ適用、バックアップ、リカバリなど、インフラの運用管理がAWSによって提供されます。
- スケーラビリティと高可用性：必要に応じてインデックスや検索クエリの処理能力をスケールアップ・ダウンできます。また、複数のアベイラビリティゾーンに配置して高可用性を確保することが可能です。
- 柔軟な検索機能：全文検索、構造化データ検索、フィルタリング、アグリゲーションなど、様々な検索機能をサポートしています。
- データの可視化：OpenSearch Dashboards（旧Kibana）を使用することで、データの可視化やダッシュボード作成が簡単に行えます。
- セキュリティとアクセス管理：データ暗号化やアクセス制御、AWS IAMとの連携が可能で、企業のセキュリティ要件に応じて保護された検索環境を提供します。
使い方の例
OpenSearchは、アプリケーションの検索機能として組み込んだり、ログやメトリクスの分析ツールとして用いられます。例えば、Webサイトでのユーザー検索を効率化したり、サーバーのログデータをインデックス化してトラブルシューティングに役立てたりするケースがあります。
要するに、Amazon OpenSearch Serviceはデータの検索・分析・可視化を効率的に行うためのAWSクラウドサービスです。
