Amazon EventBridgeは、AWSが提供するサーバーレスのイベントバスサービスで、AWSサービス、SaaSアプリケーション、自作アプリケーションからのイベントを統合・処理し、リアルタイムで他のサービスに連携させることができます。イベントドリブンアーキテクチャを簡単に実装できるため、アプリケーション間の連携や自動化の基盤として活用されています。
主な特徴
- サーバーレス:サーバーの管理が不要で、イベントの受け渡しやルーティングをスケーラブルに行えます。
- 多様なイベントソース:AWSサービスやSaaSアプリケーション(Zendesk、Salesforceなど)、オンプレミスやカスタムアプリケーションからのイベントを収集可能です。
- ルールベースのフィルタリング:イベント内容に基づき、特定の条件でルールを設定し、適切なターゲットにイベントをルーティングできます。
- イベントの信頼性と耐久性:EventBridgeはイベントの信頼性を確保し、イベントが目的のターゲットに届くまで再試行を行います。
- 統合と自動化:LambdaやStep FunctionsなどAWSサービスと連携し、トリガーを用いたワークフローの自動化やアクションの実行が可能です。
使い方の例
Amazon EventBridgeは、リアルタイムのデータ連携や自動化を必要とするシステムで活用されます。例えば、ECサイトで注文が発生したときに、EventBridgeを使ってそのイベントを処理し、支払いの確認や在庫管理システムへの連携を行うワークフローを自動化できます。
要するに、Amazon EventBridgeは、アプリケーションやサービス間でイベントを柔軟に受け渡し、リアルタイムで処理するためのイベントバスサービスです。