AWSは2024年11月、新たなマネジメントコンソール機能として、「お気に入り」登録と「最近使用したアプリケーション」への迅速なアクセス機能をリリースしました。このアップデートは、AWSユーザーが頻繁に使用するアプリケーションに効率よくアクセスし、操作性と業務効率を向上させることを目的としています。
新機能の概要
1. お気に入り登録機能
- よく使うアプリケーションを「お気に入り」に設定し、リストの上部に表示。
- ユーザーごとにカスタマイズ可能で、重要なアプリケーションに即座にアクセスできる。
2. 最近使用したアプリケーション
- AWSコンソールの「Recently Visited」ウィジェットから、直近に使用したアプリケーションへワンクリックでアクセス可能。
- 日常的に利用するアプリケーションへの迅速なアクセスを提供。
3. サービスメニューからのアクセス
- AWSコンソールのナビゲーションバーにあるサービスメニューに「お気に入り」と「最近使用したアプリケーション」セクションを追加。
- すべてのサービスに加え、カスタマイズされたリストを簡単に切り替えられる。
想定される利用用途
1. 業務の効率化
頻繁に利用するサービスを「お気に入り」に登録することで、アクセス時間を短縮し、日常業務をよりスムーズに進められます。
2. トラブルシューティング
「最近使用したアプリケーション」から素早く関連サービスにアクセスでき、問題解決のスピードを向上。
3. 学習・開発環境の管理
学習中や開発中のAWSサービスを簡単に切り替えられるため、作業の中断を防ぎ、集中力を維持。
4. チーム環境の最適化
チーム全体で「お気に入り」設定を統一することで、標準化された環境を構築し、操作ミスを防ぐ。
メリット
1. 時間の節約
アプリケーションを探す手間が省け、業務効率が向上。
2. ユーザー体験の向上
個人の使用頻度や重要度に応じてカスタマイズでき、操作性が向上。
3. カスタマイズ可能な管理
「お気に入り」登録により、ユーザーごとのニーズに合わせたコンソール環境を提供。
4. トラブル解決の迅速化
「最近使用したアプリケーション」へのアクセスにより、問題発生時の対応時間を短縮。
デメリット
1. 初期設定の手間
「お気に入り」登録を初回に行う必要があり、慣れるまでの時間が必要。
2. リスト管理の煩雑化
「お気に入り」に多くのアプリケーションを登録すると、目的のアプリケーションが見つけにくくなる場合がある。
3. 新機能の習得コスト
初めて利用するユーザーにとって、新しい機能の使い方を理解するための時間が必要。
まとめ
AWSマネジメントコンソールに追加された「お気に入り登録」と「最近使用したアプリケーション」機能は、日常業務を効率化し、操作性を向上させる強力なツールです。特に、頻繁に使用するアプリケーションへのアクセスを簡略化することで、時間の節約と作業効率の向上が期待できます。一方で、初期設定の手間やリスト管理には注意が必要です。
詳細は、公式発表ページをご覧ください。
